みおろぐ ~本田未央ちゃんの好き!を皆で語る応援まとめブログ~

本田未央の好き、を皆で語る自由参加型のブログです。

これからの本田未央の個人的展望

これからの本田未央の話をする前に、今年の本田未央の話を(モバマスとかデレマスとか区別せず)さくさくっと書きます。

今年の本田未央は結構たくさんの歌を歌いました。Happy New Yeah!とか、Spring Screamingとか、Stage Bye Stageとか、総選挙もあったのでTrust me、君への詩もですね。カレーメシコラボでも新曲がありました。一年で六曲も新曲が増えるアイドルというのも中々珍しいと思います。CDだけならイリュージョニスタ!が発売したのも今年ですしね。

 

カードとして追加されたのは、光のプリンセスナイト本田未央と、トゥインクルスター本田未央、君への詩本田未央ですね。特に光のプリンセスナイトは総選挙時期の月末ガチャに来たので、結構印象深いと思います。台詞も良く、性能も良いので、オススメできるカードです。一方のデレステでは、イベントが毎シーズンあって、背景にいるだけのことが四回もあったわけですが、実際に増えたのは一枚だけで、印象の割にはそこまでカードが増えたわけではないのです。不思議。

今年の未央は特に対外的なお仕事が多かったことも特徴として挙げられます。新宿VRにカレーメシコラボ、脱出ゲーム、VRは大阪でも始まりました。ゲーム内のお仕事に留まらず、リアルのイベントや企業アンバサダーとして広く活躍しているのは、立派な未央の特徴と言えるでしょう。シンデレラガールズの入り口であるという役割を堂々とこなしています。

他にも、ドームライブに(原紗友里さんがですが)全公演出演し、ナゴヤドームDay1では、誕生日も祝ってもらえました。感無量の極みです。

つらつらと書き記してみましたが、今年もたくさん活躍してくれたなあと感慨深くなります。ニュージェネとして、ポジパとしての仕事、総選挙によるもの仕事を抜かすと、半分以下くらいの仕事量になる気がするので、今年の未央に運営が与えた役割は、大体そういう事なのだと思います。

今までが前置きでここからが本編です。

トゥインクルスター本田未央って実は結構不思議なカードなんですよ。だってもし未央がシンデレラガールになっていたら、このカードは生まれていないからです。それは登場時期的にという話ではなくて、シンデレラガールになっていたら、一番星を目指して秘密特訓しているというのは、もうトップなのに何故?というカードになってしまうからなのです。まあ秘密特訓のエピソード自体はできますし、どこかで現れたかもしれませんが、台詞に多々見られる「一番星」というワードは使われていない、使われても「目指す」という形ではなくなっていると考えられます。これと似たようなことは第五回総選挙中に登場した、オンリーマイスターというカードでも言えまして、これも一番星になりたいと宣言するカードなのですが、仮に第四回までにシンデレラガールになっていたら、未央にとって一番星って何?という話になってしまうのです(それはそれで面白そう)。

未央のこうした不思議な、メタ的な要素が絡んでくる特質は、最初期の頃であるミツボシ☆☆★やニュージェネレーションにも表れています。そもそも凛や卯月に置いていかれているという風潮がなく、特に声が付くのが三人で最後になったことが気にされておらず、「あ、来た来た」くらいの待望度であったら、ミツボシ☆☆★のエモーションはどれだけ冷めたものになっていたことでしょう。待望したからこそ、「やっと出会えた鳴り響く歓声」という歌詞が、屈指のエモーションを生む歌となっているのです、最初のSRであるニュージェネレーション本田未央の「えへへっ、おまたせ」という台詞も、一年間最初のNだけで待ち続けたPがいたからこその、エモーション溢れる台詞となるのです(総選挙でボイスが実装された子らもこの系統の台詞を言いますよね)。

ここで言いたいことは、本田未央という少女は、設定的には普通の女の子なのですが、「凛や卯月に置いていかれいる」という初期のミームが設定に取り込まれて行った、最もソーシャルゲーム的なアイドルなのです。普通に考えれば、シンデレラガールズの看板、入り口となるニュージェネレーションの三人に、差をつける必要はありません(現にデレステでは特に置いていかれているような描写はなく、三人の知名度は同じくらいであるように見えます)。しかし、モバマスの方では、未央が明確に二人に置いていかれている、遅れをとっていることを自覚している描写があるのです(記事に挙げたもの以外だとワンダフルマジックなど)。

デレマスのアイドルは、基本的に運営側が設定、アイドルごとの乗り越えるべき壁を用意します。キャラクターデザインの権限があちら側にあるのは当たり前のことです。たとえば、工藤忍であれば、家出同然に出て来た両親との確執、森久保乃々であれば、自信がなく逃げ回る自分との対峙などが挙げられます。アイドルは少しずつ成長し、自身の問題と向き合っていきます。そんな中で、未央がぶつかった壁というのは、凛や卯月に置いていかれているという事実です。このキャラクターは他と比べて人気が出ないだろうから、それを壁にしようと考えてアイドルを作るなんて無茶苦茶なことをするとは思えません(逆に人気が出たら事故です)し、これは運営側も想定外の出来事なのだと考えられます。未央は、唯一運営の想像を飛び越えたアイドルとも言えるのです。

そんな彼女のこれからの展望ですが、巫女、織姫、勇者と、未央が前々から興味を示していた演技という観点での仕事は数多くこなしてきました。主人公役まで辿り着き、トゥインクルスターでまたマイクを持って歌っていることから、一旦の決着ということかもしれません。しかし未央が目標として掲げたのは一番星、運営が未央に壁として提供してきたのは、あろうことかシンデレラガールという頂なのです。ここに立たなければ、未央はまだミツボシ☆☆★を歌う前、三人で並び立てるというところまで辿り着いたと言えない、独りでも輝けるということを証明しなければならないとしたのです。高い壁ですが、アイドルマスターシンデレラガールズは、乗り越えられない壁をアイドルに科したりはしないと信じています。未央が一番星になれると信じたからこその壁なのだと思っています。

未央にも一応、運営が最初に想定していたと思われる壁もあります。小心者なところとか、悲しいことや辛いことといった感情を隠して無理に明るく振る舞ってしまうくせがあることとか。それでも、そんな弱い自分も飲込んで、一番星になりたい、独りでも輝きたいと未央は宣言します。そう言わせてしまうだけの強さを見せます。そんな未央の未来なんて、実は全く予想がつかないのです。運営に用意された壁というのは、ある意味では予想がつくものです。家庭との不和があるなら、それと向き合うストーリーがあるだろうと予想ができるのです。そうして向き合ってくれたことに、われわれは感動を覚えます。しかし、未央の場合は、運営の想像すら飛び越えているので、最早誰にも想像がつかないのです。一番星になった後の未央なんて、きっと誰にも想像ができないのです。

「これからの本田未央の個人的な展望」と銘打っておきながら、誰にも想像ができないという結論で締めるのはどうかと思いますが、これが私の率直な気持ちです。本田未央は、運営に与えられた設定ではなく、唯一私たち側の印象が干渉し、そういう設定にしたアイドルと言えます。ユーザーの想いが運営の予想を飛び越えさせたアイドル、そんなアイドルの今後なんて予想できるわけがありません。彼女が一番星になったとき、シンデレラガールになったとき、どんな顔を見せてくれるのか、また私たちが彼女を作り上げていくことができるのか。183人もアイドルがいるシンデレラガールズですが、ここまで面白い、予測不能なアイドルは本当に珍しいと思っています。そして、そこが私の思う本田未央の一番の魅力でもあるのです。

来年、本田未央をシンデレラガールにして、またみんなでアイドル本田未央を作り上げていきませんか。さらに想像を飛び越えてくれるであろう彼女に夢を乗せてみませんか。

応援よろしくお願いします。この長文を読んでいただき、ありがとうございました。デレちゃお~☆